敷居は低く、誇りは高く。温かな雰囲気を生む場づくり静岡[GOOD TIMING TEA]和田健さん<前編>
2024.06.28 INTERVIEW日本茶、再発見
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伊藤園が制定した「日本茶の日」。
記念日当日の10月1日はもちろん、その前後に日本各地の会場でさまざまなイベントを開催しています。
デパートやショッピングモールなどで、賑わいを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、どうして「日本茶の日」は10月1日なのでしょう? 新茶の季節でもないですし、不思議ですよね。
ということで、その謎を探りに400年以上前にタイムトリップ!
ときは、安土桃山時代。
この時代は、千利休で有名な茶道の由来である“茶の湯”と深い関わりがあります。
当時、茶の湯で使われていた茶道具はものすごく高価で、中には、一国の価値に匹敵するものもあったとか。
その価値に目を付けた織田信長は、全国の茶道具を買占め、戦でがんばった家臣にほうびとして与えていました。
さらには、戦のほうびとして開催できる特別な茶の湯もあったそうです。
これは、庶民にとってはあまり関係のない世界でして、気軽に茶の湯を楽しむことなど夢のまた夢だったというのです。
ところが豊臣秀吉が九州を平定した1587年(天正15年)、お茶の世界を大きく変えるイベントが開催されました!
「北野大茶会(きたのだいさのえ)」です。
会場は京都の北野天満宮境内。開催日は10月1日。
主催者は豊臣秀吉。茶頭(プロデューサー)は千利休。
目的は、天下統一まであと一歩となった秀吉が、自らの権威を広く示すためといわれています。
すごいですね…。
参加者に制限は与えられず、身分を問わず、誰でもお茶を飲める道具を持ってくれば海外の方でも参加OKでした。
そして、北野天満宮には各地の大名や公家が設けたこだわりの茶室が並び、多くの人が茶の湯を楽しみました。
初日は盛況のうちに終了しましたが、どういうわけか秀吉が2日目以降中止としてしまうという結末に。
(中止の理由は諸説あります。調べるとおもしろいですよ!)
何はともあれ、「北野大茶会」が開かれた10月1日は、庶民にもお茶を楽しむ心を広めた記念すべき日。
伊藤園は、この日を大切にしていきたいと考え、「日本茶の日」としたのです。
今年は9月中旬から順次全国の各会場にていまどきのお茶の楽しみ方を紹介する大茶会を開催中!
ぜひ会場へ足を運んで、イベントを楽しんでくださいね。
各地の会場はこちら▼
https://www.itoen.co.jp/nihoncha1810/
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