• 世界のお茶の呼び方

    2019.05.22

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    茶ゴコロ 世界のお茶の呼び方01

    ハロー、ニーハオ、ボンジュール…。
    当たり前の話ですが、「こんにちは」はそれぞれの言語によって違いますよね。
    では、お茶は各国でどう呼ばれているでしょうか?

    「チャ」型か「テー」型の2種類

    実は、世界でお茶を意味する言葉は「チャ」か「テー」のどちらかが基となっているといわれています。

    お茶のルーツは中国にあり、中国国内では広東語系で「チャ」、福建語で「テー」と呼ばれています。そして、世界にどのように広まったかで、国ごとに呼び方が異なっているんですよ。

    陸路伝播型の「チャ」

    茶ゴコロ 世界のお茶の呼び方02

    広東語系の「チャ」は陸路を経て、北方へは北京、日本、モンゴルへ。西方へはチベット、ベンガル、インド、中近東からトルコへ。またロシアへは、モンゴルから経由して伝わったといわれています。

    いずれの国でも「チャ」が基となった呼ばれ方がされていますね。

    海路伝播型の「テー」

    茶ゴコロ 世界のお茶の呼び方03

    欧米への茶の商業的伝播は、17世紀後半に福建省からインドネシアの港を経由して、オランダを基点に西欧、北欧諸国に広まったといわれています。

    紅茶を「ティー」と呼ぶのは、海路からお茶が広まったからなんですね。

    お茶の葉を使った飲み物が、世界でほぼ似た呼ばれ方をしているのは、なんだか不思議に感じます。それぞれの国の呼び方と飲み方をチェックしながら、お茶を楽しんではいかがしょうか?

    <関連リンク>
    「お茶百科」お茶の伝播と呼び名の違い
    http://www.ocha.tv/history/expansion/

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