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朝は来て、夜は明ける。 お茶と人と、 生きるということ 前田美沙さん<前編>
農薬や化学肥料にほとんど頼らず、草むしりや整枝作業、お茶摘みまで手作業で行われる「中井侍銘茶」は浅蒸しの銘茶として知られる。村に住む11軒ほどの茶農家の平均年齢は80歳以上。今日お話を伺うのは、高齢化が進むこの地で、中井侍銘茶の生産・製茶・販売を行う、前田美沙さんだ。数年前、縁もゆかりもないこの地に移り住み、今は[ヨアケ茶園」という屋号を掲げて中井侍のお茶づくりの担い手となっている。
なぜ、この地を選んだのか。この土地の人々がお茶を育てる理由、それを受け継ぐ理由、そして[ヨアケ茶園]という自らの屋号に込められた想いを聞いた。
2021.09.22 INTERVIEW茶のつくり手たち