• 過ぎゆく季節、変わりゆく景色。
    絶えず流れ行ってしまう日々の中、
    時に立ち止まってみることで、感覚を刺激する出会いがある。
    休息と、閃き。
    お茶を一服するように。
    “Pause & Inspire”

    #5 A Boy Wonders in Yanaka

    一日ごとに晴れたり、降ったり、曇ったり。
    変わりやすい秋の空。

    街に出てみれば、天気だけじゃなくて、人の気も変わってきたよう。

    ちょっと足を伸ばして谷中で一泊。

    住んでる街以外で目を覚ますのはいつぶりだろう。
    今日はここで、何と出会えるだろう。

    ともあれ、まずは腹ごしらえ。

    土瓶 ¥6,600(南景製陶園)、茶葉 ¥537(焙じ春番茶、多田製茶)

    商店街で買った葉唐辛子おにぎりに、熱々の番茶をかけてお茶漬けに。

    商店街のことを教えてくれたホテルのスタッフは「YANAKA DIGGER」を名乗る、この街の歴史と文化の案内人。

    曰く、お茶に縁のある場所がこの近くにあるのだそう。

    ワークシャツ ¥38,500、パンツ ¥24,200(SHINYAKOZUKA/MATT. INFO@THE-MATT.COM)、キャップ ¥5,940(THE NORTH FACE PURPLE LABEL/nanamica DAIKANYAMA Tel 03-5728-6550)、スニーカー ¥15,400(STILL BY HAND×MOONSTAR/STYLE DEPARTMENT Tel 03-5784-5430)、ウォーターボトル ¥5,500、ボトルバック ¥10,450(EDEN POWER CORP/Diptrics Tel 03-5464-8736)

    岡倉天心記念公園。

    『The Book of Tea』という英語の本を著して、東洋の文化を西洋に示した茶の偉人の一人。

    ここは、その岡倉天心がかつて住んでいた跡地なのだそう。

    六角堂の前を拝借して、お茶を一服いただこう。

    土瓷茶壷、汽車土瓶、土瓷茶海、土瓷茶入、茶則 竹、五徳、茶盤 (すべて市川孝)
    茶葉 ¥1,080(CHAGOCOROオリジナルブレンド HENGE、多田製茶)

    “象牙色の磁器の中の琥珀色の液に、その道の心得ある者は、孔子の甘美な寡黙、老子の諷刺、釈迦牟尼その人の天上の香気に触れることができる。”
    (岡倉天心著・桶谷秀昭訳『茶の本』 より)

    To be continued.


    Model: Kaito Sasamoto
    Direction & Styling: Tadashi Mochizuki|Stylist Assistant: Hiroaki Endo & Charlie Smith
    Photography: Masayuki Shimizu
    Hair & Make-up: Nori
    Location: YANAKA SOW & Tenshin Okakura Memorial Park
    Produce: Kenichi Kakuno & Hiroshi Inada
    Edit & Text: Yoshiki Tatezaki|Coordination: Miho Akahoshi & Mika Kobayashi
    Special Thanks: Takashi Ichikawa & Keishiro Nagayama (ORANGE AND PARTNERS)

    ※撮影場所でお茶を淹れる際には関係各所から許可を得ています。

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